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台湾高官が中国批判「軍事行動エスカレートしている」

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台湾の呉釗燮・外交部長(外相)は7日、中国の軍事的圧力を厳しく非難した(台北市)=AP

【台北=中村裕】台湾の呉釗燮・外交部長(外相)は7日、台北市内で記者会見し、中国軍機による防空識別圏(ADIZ)への最近相次ぐ侵入行為について「中国は軍事行動をエスカレートさせている」と厳しく批判した。「自らの身を守るため最後まで戦う」とも述べ、米国などとの国際的な連携の必要性も強調した。

呉氏は会見で「台湾は中国から軍事的な威嚇行為を受け続けて既に何年もたつ。だが最近は軍用機の侵入がどんどん増えている」などと述べた。

実際、中国軍機による台湾への威嚇は激しさを増している。3月26日には過去最多の20機が台湾のADIZに侵入し、同29日にも10機、今月5日にも10機が侵入した。

米国との連携に関して呉氏は「(武器輸出など)トランプ政権の台湾への支持は非常に大きなものだったが、バイデン政権の台湾支持も同じくらい大きい」と述べた。

その上で、連携の一つの形として米台の自由貿易協定(FTA)の締結の重要性も訴えた。現在は米国が慎重姿勢を見せるが、呉氏は中国への対抗を念頭に「台米のFTAは経済上だけでなく、安全保障の観点からも非常に重要で、米国にも利点がある」と語り、FTA締結に向け一段の努力をする考えを示した。

福島県など日本の5県の農産品の輸入禁止問題については「東日本大震災から10年たって台湾が農産品輸入を認めないことに日本が関心を持っていることは理解している。台湾としては、台湾の人々の食の安全を確保することを前提に、国際基準や科学的根拠に基づいて適切に処理したい」と述べるにとどめた。

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