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中国輸出、1~2月6割増 世界景気持ち直し映す

中国の輸出入は新型コロナ前の19年1~2月と比べても増加(江蘇省)=AP

【北京=川手伊織】中国税関総署が7日発表した2021年1~2月の貿易統計(ドル建て)によると、輸出は前年同期比60.6%増の4688億ドル(約50兆円)だった。新型コロナウイルスのまん延で生産が止まり輸出が落ち込んだ前年の反動が出たとともに、世界景気の持ち直しを反映した。

輸出の伸びは1995年1月以来、26年ぶりの大きさとなった。税関総署は2020年から1~2月分をまとめて公表している。

輸入は3656億ドルで22.2%増えた。18年7月以来、2年半ぶりの増加率となった。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1032億ドルの黒字だった。20年1~2月は70億ドル超の赤字だった。

新型コロナがまん延する前の19年1~2月と比べても、輸出は3割超、輸入は2割弱それぞれ増えた。輸出は世界景気の持ち直しを反映し、20年後半からの回復基調が続いている。外需が中国経済を下支えしている。

品目別で伸びが目立ったのは、倍増した玩具や8割増の家具類など労働集約型の製品だ。衣類も前年を5割上回った。21年は新型コロナ対応で春節(旧正月)休暇中に帰省を自粛する工場労働者が多く、例年の春節よりも工場の稼働率が高かった可能性もある。

新型コロナ関連の製品も堅調だった。マスクを含む織物は61%伸びた。在宅勤務などリモート需要が底堅いパソコンや携帯電話も大幅に増えた。

地域別でみても、軒並み2桁増となった。全体の2割弱を占める最大の輸出先である米国向けは87%増の805億ドルだった。対米貿易黒字は2倍の512億ドルで、全体の黒字の半分に相当する。欧州連合(EU)や東南アジア諸国連合(ASEAN)、日本向け輸出も5~6割増えた。

輸入は、最大品目である半導体が34%増えた。原油は数量ベースで4%増えたが、昨春に国際商品市況が大幅に下がった影響で金額ベースでは20%下回った。化粧品やヘアケア用品が63%、自動車が24%増えた。新型コロナで海外旅行に行けない富裕層向けに高額品の輸入が伸びている可能性がある。

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