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フィリピン、厳しい行動制限開始 首都マニラなど

【マニラ=志賀優一】フィリピンのマニラ首都圏などで6日、新型コロナウイルスの感染を防ぐため、4段階あるうち最も厳しい移動・行動制限措置が始まった。繁華街は店舗が休業し飲食店も持ち帰りや配達のみとなったため、人出は大幅に減少し閑散とした。一方でワクチンの接種会場に人が殺到するなど混乱も生じた。

最も厳しい制限措置は20日まで続く見通し。公共交通機関は運行を継続するものの、午後8時から午前4時までは外出が禁じられている。子供や高齢者は外出が認められていない。多くの産業で在宅勤務が求められ、地域間の境にはチェックポイントが設置された。

6日昼、普段は若者などでにぎわう繁華街「ボニファシオ・ハイストリート」は閑散とし、外出する人も生活必需品の購入や料理を持ち帰りする人に限られた。飲食店の前や道路では、料理の配達サービスを手がける東南アジア大手グラブの配達員が目立った。

マニラ首都圏では4月に最も厳しい制限措置を解除して以降段階的に緩和してきた。同地域で最も厳しい制限措置を講じることで、経済活動には1週間あたり1050億ペソ(2300億円)の悪影響が生じると見込まれている。

行動制限の強化を控え、ワクチン接種会場では混乱が生じた。ワクチンをまだ接種していない人は制限措置の実施に伴う金銭的な支援を受けられないといった偽情報が拡散し、会場に人が殺到。手続きや接種を待つ人で長蛇の列ができ、大勢の人が密集する事態が起きた。

比保健省が6日発表した新規感染者数は1万623人となり、4月中旬以来の高い水準となった。フィリピンは新型コロナでも感染力が強いとされるインド型(デルタ型)がほかの東南アジアの国に比べると広がっていない。ただ今後の状況次第では医療体制が逼迫する恐れも指摘されており、警戒感は高まっている。

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