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シンガポール大手銀のDBSとOCBC、最高益 1~3月 

決算会見で質問に答えるUOBのウィー・イーチョンCEO(6日)

【シンガポール=中野貴司】シンガポールの大手銀行の業績回復が鮮明になっている。7日に出そろった2021年1~3月期決算はDBSグループ・ホールディングスとオーバーシー・チャイニーズ銀行(OCBC)が四半期ベースの最高益を更新した。不良債権処理費用の減少に加え、資産運用などの手数料収入が業績を押し上げた。

シンガポール大手銀の主要な営業地域であるシンガポールや中華圏は新型コロナウイルスの感染を抑え、経済はすでにプラス成長に転換している。大幅増益の主因はこうした域内の景気回復を反映し、貸倒引当金の計上が大きく減ったためだ。返済猶予を受ける企業などが減った結果、DBSは引当金の計上額がわずか1千万シンガポールドル(約8億2000万円)と前年同期に比べ99%減り、純利益は初めて20億シンガポールドルを超えた。

個人の金融商品のネット取引が活発だったことも手数料収入を押し上げた。ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)の資産運用関連の手数料収入は前年同期に比べ19%増え、カードや貿易金融も含めた全体の手数料収入は過去最高を更新した。DBSやOCBCも右肩上がりの手数料収入が増益の原動力となる構図は共通する。

新型コロナの感染抑制やワクチン接種の状況にばらつきはあるものの、東南アジアや中華圏の経済は21年に一段と回復傾向を強める見通しだ。UOBのウィー・イーチョン最高経営責任者(CEO)は「(主力業務である)貸出の残高は高い伸びとなる見通しで、21年は通年でも収益回復の年となる」と先行きに自信を示している。

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