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タイ国営通信2社が合併、「ナショナル・テレコム」に

【バンコク=岸本まりみ】タイの国営通信会社TOTとCATテレコムは7日、合併手続きを完了し、社名を「ナショナル・テレコム」に改めた。当初は2020年7月に経営統合する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大や事務作業の遅れで延期されていた。民間通信会社に押されて収益力が落ち込むなか、重複する部門を整理し、経営を効率化する。

TOTとCATテレコムは5G通信向けの電波枠も確保している=三村幸作撮影

新会社であるナショナル・テレコムはブロードバンドや携帯通信などの通信サービスを続ける。まずは財務や人事、法務などの部門を統合してコストを削減し、将来的にはIT部門などにも対象を広げる計画だ。人員削減はしない方針だ。

当面はTOTのソムサック会長代理が最高経営責任者(CEO)代理として、ナショナル・テレコムの経営を率いる。7日、式典に出席したプッティポン・デジタル経済社会相は「21年内にタイの通信会社3位を目指す」と言及した。当面は政府系機関の高速通信規格「5G」の導入需要を取り込み、収益を伸ばす方針を明らかにした。

TOTとCATはかつてタイの国内電話サービスと国際電話サービスをそれぞれ独占していた。00年代半ばから本格化した通信自由化以降は民間との競争にさらされ、業績不振が続いていた。両社の合併構想は1990年代から浮上していたが、延期が繰り返され、ようやく前進した格好だ。

現地調査会社によると、タイの携帯通信の市場シェアは両社合わせて2~3%前後とみられる。

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