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中国不動産・花様年が部分デフォルト 格付け会社認定

【香港=木原雄士】中国不動産中堅の花様年控股集団(ファンタジア・ホールディングス・グループ)が4日に返済期限を迎えたドル建て社債を償還できず、格付け会社から部分的な債務不履行(デフォルト)と認定された。中国恒大集団以外の不動産会社にも信用不安が波及してきた。

花様年は広東省深圳市を拠点に、中国の主要都市で住宅や商業施設などの不動産開発を手掛ける。香港メディアによると、江沢民(ジアン・ズォーミン)元国家主席の最側近である曽慶紅元国家副主席の親族が創業した。

同社の発表によると、4日が期限の約2億600万ドル(約230億円)の債務が償還できなかった。これを受けて、格付け会社フィッチ・レーティングスは同社の外貨建て長期債務の格付けを「トリプルC」から部分的なデフォルトを示す「RD」に格下げした。

米格付け会社S&Pグローバルも「トリプルC」から選択的デフォルトを指す「SD」に引き下げた。「元本の返済がない場合、発行済み債券のクロスデフォルトが発生する可能性がある」と指摘し、他の社債もデフォルト扱いになり得るとの見方を示した。

不動産管理の碧桂園服務控股は4日夜、花様年の実質子会社から「7億元(約120億円)相当の貸付金が返済できず、花様年がデフォルトに陥る可能性が高い」との通知を受けたと発表していた。

中国では当局による不動産投資の規制強化を受けて、過剰債務企業の資金繰りに懸念が高まっている。フィッチは5日、江西省などで事業を展開する新力控股の長期債務格付けを「トリプルC」から「シングルC」に格下げし「デフォルトのようなプロセスが始まった」との見方を示した。

金融市場では低格付け企業への警戒感が高まり、一部企業は借り換えのための資金調達が難しい状況になっている。

香港市場に上場する中国恒大と傘下の不動産管理会社、恒大物業集団の株式は6日も取引停止が続いた。同業の合生創展集団が恒大物業を買収すると報じられたが、正式には発表されていない。

恒大は9月23日と29日に米ドル債の利払いを見送り、30日間の猶予期間に入った。恒大は保証するドル建て社債を償還できなかったとの報道もあり、デフォルトの懸念が高まっている。

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