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習氏、ウイグル担当武警を表彰 「テロ」封じ込め強調

【北京=羽田野主】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は5日、新疆ウイグル自治区でテロ対策を担当する人民武装警察部隊(武警)の中隊を表彰した。2009年7月5日にウルムチで起きたウイグル族による暴動事件の月日に合わせ、異例となる表彰式を開いた。

6日付の中国共産党の機関紙、人民日報が一面トップ記事で伝えた。武警の中隊には「反テロの鋭利な刃中隊」との称号が贈られた。習氏は「すべての軍・部隊はこの中隊に学び、共産党の話をしっかりと聞き、党について進む政治思想を土台としてしっかり打ち固めよ」とする命令書に署名した。

今回、異例だったのは、人民日報の紙面上で、5日にあった軍階級の最高位である上将の任命式よりも、この武警の表彰式を「格上」に扱ったためだ。人民日報の扱いは習指導部の意向を強く反映している。

新疆ウイグル自治区の人権問題を巡り、バイデン米政権や欧州は批判を強めており、今春に対中制裁を発動した。中国も制裁で応戦した結果、欧州議会では審議していた中国と欧州連合(EU)の投資協定案の審議が凍結されるなど摩擦が強まった。習氏は武警の表彰式を通じ、中国にとっての「テロ」の封じ込めに一切妥協しない姿勢を強調した。

習氏は6月29日、党創立100年に合わせて党の最高栄誉賞として新設した「七一勲章」について、「30年あまり村でテロ事件が発生しなかった」ことを理由に新疆ウイグルの村党委員会書記にも与えている。党によるウイグル統治を正当化する狙いがあるとみられる。

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