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香港長官選、李氏が出馬表明 候補者1人の公算

【香港=木原雄士】香港政府の李家超・政務官は6日、辞表を提出し、行政長官選挙の出馬準備に入った。複数の香港メディアによると、中国政府の香港出先機関は行政長官選で李氏が唯一の候補者だと親中派に伝えた。候補者が1人でも信任投票が実施されるが、形だけの選挙になりそうだ。

李氏は6日の記者会見で「辞任が承認されれば、長官選挙への出馬準備を進める」と述べた。報道によると、中国政府の出先機関が6日朝、投票権を持つ選挙委員を集めた会合を開き、李氏が中国政府の支援を受ける唯一の候補者だと伝えた。事実上の投票指示とみられる。

長官選は親中派が99%を占める約1500人の選挙委員だけが投票できる。まとまった委員の推薦を受けなければ出馬できないため、李氏以外は要件を満たさず立候補できない見通しだ。候補者が1人の場合は支持するかどうかの信任投票になる。

李氏は警察官として30年以上のキャリアを積み、2021年から政府ナンバー2の政務官を務めていた。19年の大規模デモや香港紙・蘋果日報(アップル・デイリー)の取り締まりを主導し、習近平(シー・ジンピン)指導部から評価された。経済都市・香港で警察出身の行政トップは初めてとなる。

かつて香港の長官選には民主派が立候補したこともあった。習指導部が21年に「愛国者」のみが立候補できる仕組みに改め、選挙委員からも民主派を排除した。米国務省は3月末に発表した報告書で現在の香港の長官選について「北京が将来の選挙結果を完全にコントロールできる仕組みだ」と批判した。

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