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制圧都市に怒りの国旗 反戦デモ、ロシアでは拘束者

(更新)

制圧地の広場を、青と黄色のウクライナ国旗が埋め尽くした。「ヘルソンはウクライナだ」。ロシア軍が2日に制圧を発表した最初の主要都市、南部ヘルソンで5日、約2千人の住民が怒りの声を上げた。ヘルソン州の別のデモではロシア軍の音響弾で負傷者も。反戦デモは世界各地で続いた。

ロシアの人権団体「OVDインフォ」によると、ロシアでは6日に44の都市で反戦デモがあり、タス通信によると3500人超が拘束された。一部のデモ隊は当局による違法集会の取り締まり対象にならないよう、プラカードの掲示などを避け、行進や歌で抗議した。

地元報道などによると、ヘルソン中心部では5日、ロシア軍が占拠した市庁舎に近い「自由広場」に市民が集まった。「ロシア人よ、家に帰れ」。シュプレヒコールや国歌「ウクライナは滅びず」の合唱は、数時間にわたり広場を満たした。

ある市民は大きなウクライナ国旗を手に、通りを走るロシアの軍用車両の上に登った。車上から国旗を高々と左右に揺らすと、沿道から喝采が湧いた。

集会中、ロシア軍が空に向けて威嚇射撃する場面も。「集会は禁止も許可もしない。皆の命を心配している。くれぐれも気を付けてほしい」。市長はフェイスブックに投稿した。抗議は南部メリトポリなど他の制圧地でも続いている。ヘルソン州の別のデモでは散会を促したロシア軍が音響弾を発射し、5人が負傷した。

フランス各地では5日、計4万人以上が抗議。人口約3千人の南部の町でもデモに約200人が集まり、参加者は「小さな町でも大都市でも私たちは自由を訴える」と話した。台湾南部・台南市では6日、マラソン大会出場者の多くがウクライナ国旗のシールを腕などに貼り連帯を示した。

ロシアのプーチン大統領の支持者とされる芸術家の降板も相次いでいる。ロシアの世界的指揮者ワレリー・ゲルギエフ氏はドイツのミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者などを解任された。現代最高峰の歌姫とも称されるロシア出身のアンナ・ネトレプコさんは、米ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)が3日、降板を決めた。(共同)

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