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中国7月輸出18%増 対米鈍化、対ロシアは5カ月ぶり増加

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【北京=川手伊織】中国税関総署が7日発表した2022年7月の貿易統計(ドル建て)によると、輸出は前年同月比18.0%増の3329億ドル(約45兆円)だった。伸び率は6月とほぼ同じだった。景気の減速懸念が強まる米国向けは伸び悩んだが、ウクライナ侵攻で米欧の経済制裁を受けるロシア向けは5カ月ぶりの増加に転じた。

品目別では、マスクなど織物が前年同月を16%上回った。労働集約的な玩具は3割、衣類は2割それぞれ増えた。上海市のロックダウン(都市封鎖)などで遅れていた分の出荷が押し上げた可能性がある。一方、携帯電話は10%減り、パソコンなども伸びが鈍った。

輸出先の国・地域別にみると、最大の輸出先である米国向けは11%増だった。増加率は4月を底に6月に19%まで拡大したが、7月は鈍化した。米国経済が2四半期連続のマイナス成長になり、需要の停滞が中国からの輸出の重荷となった可能性がある。

米国に次ぐ相手先である欧州連合(EU)向けや東南アジア諸国連合(ASEAN)向けは2~3割増で、6月から伸びが拡大した。

輸入は2.3%増の2317億ドルだった。国際商品相場の高騰で原油の輸入額が4割膨らんだ影響が大きい。最大の輸入品目である半導体は3%減った。輸出から輸入を差し引いた貿易黒字は1012億ドルだった。輸出の伸びが輸入の伸びを大きく上回ったため、前年同月より81.5%拡大した。

7月のロシアとの貿易は輸出が22%、輸入が49%それぞれ増えた。同国のウクライナ侵攻で米欧日などが金融制裁を強化した。対ロ輸出は3月から前年同月比で減少が続いたが、7月は5カ月ぶりに増加した。21年の実績ベースで対ロ輸出の6割を占めた自動車など機械類が伸びた可能性がある。

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