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ミャンマー軍設置の選管、総選挙の当選証書「無効」

5日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンでクーデターへの抵抗を示すため3本の指を掲げる女性=ロイター

【ヤンゴン=新田裕一】ミャンマー国軍が設置した選挙管理委員会は5日、2020年11月に実施した総選挙(上下両院選)の当選証書を無効とし、選挙での不正行為について調査を開始すると発表した。国軍系テレビが同日伝えた。国軍に抵抗する民主派勢力の活動を制限する狙いがあるとみられる。

国軍は総選挙の前からクーデターで拘束されたアウン・サン・スー・チー国家顧問率いる国民民主連盟(NLD)が指名した選管を非難。選挙後は有権者名簿に多数の不正があった疑いがあると主張した。検証を求める国軍の要求をNLD政権側が拒み、今回のクーデターにつながった。

当選議員らはクーデター当日の1日に開かれるはずだった議会に出席するため、首都ネピドーに集まっていた。宿舎での拘束を解かれた後、NLDをはじめとする一部議員は独自に就任宣誓を実施。5日には声明を発表し「今回のクーデターは憲法違反だ」として国軍に抵抗する意思を示している。

1日に起きたクーデターで全権を掌握したミン・アウン・フライン国軍総司令官を議長とする行政評議会は2日、委員長と5人の委員で構成する選挙管理委員会を設置した。同司令官は3日の経済界との会合で、1年間の非常事態宣言の終了後6カ月以内に総選挙を行うとする憲法の規定に言及した。

行政評議会は5日、広報チームを設置したことも発表した。トップは国軍のゾー・ミン・トゥン報道官が就き、メンバーには各政府省庁の広報担当者が含まれる。国軍主導の施政に関する情報の発信を一元化する狙いがあるとみられる。

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ミャンマー国軍は2021年2月1日、全土に非常事態を宣言し、国家の全権を掌握したと表明しました。 アウン・サン・スー・チー国家顧問率いる政権を転覆したクーデター。なぜ起きたのでしょうか。 最新ニュースはこちら。

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