香港・中国本土、8日に往来再開 1日6万人受け入れ - 日本経済新聞
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香港・中国本土、8日に往来再開 1日6万人受け入れ

【香港=木原雄士】香港政府は5日、隣接する中国本土との隔離なし往来を8日から再開すると発表した。本土から香港、香港から本土それぞれ1日6万人の上限を設け、48時間以内のPCR検査での陰性証明を義務付けた。香港と本土の行き来は3年近く制限されており、往来再開による経済効果に期待する声が出ている。

香港国際空港などに加えて、閉鎖していた落馬洲や文錦渡といった広東省深圳市に接する検問所を再開する。香港と本土の双方が受け入れ上限を1日6万人として、一部は事前予約を求める。広東省広州市と香港を結ぶ高速鉄道も15日までに再開し、人数制限や稼働する検問所は徐々に増やすとした。

香港の李家超(ジョン・リー)行政長官は5日の記者会見で、往来再開によって小売りや観光、レストランなどが恩恵を受けるとして「莫大な経済効果がもたらされる」と述べた。香港と中国本土は陸続きで、新型コロナウイルス流行前の2019年には約4300万人の本土観光客が香港を訪れた。通勤や通学で日常的に行き来する人も多かった。

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