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台湾、21年GDP成長率予測5.46%増 上方修正

コロナ感染急増も

台湾では新型コロナの感染者が急増しており、経済活動への影響が懸念される=AP

【台北=中村裕】台湾の行政院(内閣)は4日、2021年の実質域内総生産(GDP)の見通しを上方修正し、前年比5.46%増とした。新型コロナウイルスの感染者が5月中旬から急増しているが、好調な半導体需要が一段と経済をけん引するという。ただ感染者は足元でも急増しており今後、成長にブレーキがかかる可能性もある。

行政院は2月時点で、4.64%増と予測していた。当局である行政院主計総処の朱沢民・主計長は4日に開いたオンラインの記者会見で「感染が拡大しているが、7~9月期にはワクチンで抑制でき、輸出や主要産業に大きな影響は出ない」と述べた。

台湾は、昨夏から経済を回復させてきた。新型コロナの影響で、世界的にテレワークとオンライン授業が普及し「台湾が得意のパソコンや半導体の需要がかつてないほど膨らんだ」(台湾大手の半導体メーカー幹部)ためだ。

特に中国や米国向けに輸出が好調で、域内の民間の設備投資とあわせ台湾経済を大きくけん引した。20年は3.11%増と、アジアで最も高い経済成長をみせた。

行政院はさらなる経済成長を予測するが、今後、状況は変わる可能性がある。新型コロナの感染が足元でも止まらず、4日に累計感染者が1万人を突破した。

3日には北部・苗栗県にある半導体大手の京元電子でクラスター(感染者集団)が発生。フィリピン人など外国人労働者を中心に70人近くの感染者が確認され、生産が中止となるなど、新型コロナが与える経済への影響は、今後さらに拡大も予想される。ワクチンの確保不足も懸念材料だ。

行政院は4日、1~3月期のGDP改定値も発表した。4月発表の速報値(8.16%増)を上方修正し、前年同期比で8.92%増とした。

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