中国、スパイ行為の対象拡大 資料やデータに幅広く網
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【北京=羽田野主】中国がスパイ行為を摘発するための「反スパイ法」を改正する。現行法よりスパイ行為の定義を広げ、国家の安全や利益に関わる情報を取ったり漏らしたりする行為に幅広く網をかけるのが特徴だ。あいまいな規定も多く、当局による恣意的な運用が懸念される。
2022年12月までに2回の審議を終え、可決する段階にある。早ければ3月5日に開幕する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で成立する可能性が...

3期目となる新たな習近平(シー・ジンピン)指導部が発足しました。習政権では習氏に近いとされる「習派」は最高指導部を指す政治局常務委員で7人中6人を占め、序列24位以内の政治局員でも約7割が該当するとみられます。権力の一極集中を進める習政権の最新ニュースや解説をまとめました。
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