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スー・チー氏を訴追 無線機の違法輸入容疑で

【ヤンゴン=共同】ミャンマーのアウン・サン・スー・チー氏が率いる国民民主連盟(NLD)は3日、無線機を違法に輸入し使用した容疑で、軟禁中のスー・チー氏を警察当局が訴追し、15日までの身柄拘束を裁判所が決定したと明らかにした。刑事手続きが始まり、身柄が首都ネピドーから最大都市ヤンゴンに移送される可能性もある。有罪となれば最大3年の禁錮刑が科され、軍政下でスー・チー氏を排除する動きが本格化した。

大統領だったウィン・ミン氏も、新型コロナウイルス感染症への対策を怠った疑いで訴追され、15日までの身柄拘束が決まった。国軍が2日に設立を発表した最高意思決定機関「行政評議会」は、選挙管理委員会の委員や中央銀行総裁を相次いで任命し、軍政を始動させた。国軍が掲げる「自由で公正な選挙」の実施に向けた体制固めを急ぎ、クーデターの既成事実化を図る狙いがある。

行政評議会は11人で構成し、議長は国軍トップのミン・アウン・フライン総司令官。ミャ・トゥン・ウー国防相もメンバーで、文民からの起用は3人にとどまる。

評議会は選管委員6人を新任し、委員長に国軍出身のテイン・ソー氏を起用。同氏はNLDがボイコットし、国軍系の連邦団結発展党(USDP)が圧勝した2010年総選挙で委員長を務めている。評議会は建設相ら2人を任命し、閣僚は13人となった。

国軍はUSDPが惨敗した昨年11月の総選挙で不正があったと主張。新たに任命された選管委員は総選挙やり直しに向け、国軍の意向に沿って立候補資格を変え、スー・チー氏らの出馬を阻止する可能性がある。

一方、クーデターに反対する医療従事者のストが各地で広がり、ロイター通信によると70の医療機関に上っている。市民が鍋などをたたいて抗議の意思を示す運動も始まった。

NLDによると、国軍はネピドーで拘束していたNLD議員ら約400人を解放し、自宅に戻るよう命じた。

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