人口減の韓国で出生率2.46の自治体 その秘密は?
ソウル支局長 鈴木壮太郎
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韓国では2020年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの推定数)が0.84で、過去最低を更新した。人口減が始まったこの国で、出生率が2.46と突出して高い自治体がある。南西部にある全羅南道霊光郡だ。人口5万人あまりの小さなまちがなぜ、韓国一の出生率を記録しているのか。
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いま韓国・北朝鮮で何が起きているのでしょうか。 朝鮮半島の情勢は、日本の政治や経済に大きく関わっています。 このコラムでは、いま日本が知っておくべき朝鮮半島の政治・経済の裏側や、日本社会への影響などについて、日本経済新聞独自の視点でお伝えします。