/

エアアジア、シンガポールで料理宅配 海外展開加速

コロナで航空不況が続くなか、デジタル事業に多角化する

【シンガポール=谷繭子】マレーシア格安航空大手のエアアジアは2日、シンガポールで料理宅配サービスを始めた。初の海外展開で、年内にはタイ、インドネシア、フィリピンにも参入する。新型コロナウイルス禍で業績が悪化しており、事業多角化で経営改善に少しでもつなげる狙いだ。

料理宅配サービス「エアアジアフード」は2020年5月、マレーシアのクアラルンプールとその周辺で始めた。レストランがエアアジアに支払う手数料は料理代金の15%に設定し、競合他社(25~35%)より低く抑えた。エアアジア・グループのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は2日のオンライン記者会見で、既存の顧客基盤を活用することで「利用者の獲得コストを低く抑えられる」と述べた。

シンガポールの料理宅配市場は配車大手グラブのグラブフードや料理宅配専業のフードパンダなどがしのぎを削る。後発のエアアジアがどこまで食い込めるか未知数だ。

主力の旅客事業は新型コロナの影響で低迷が続いており、同社は当面、貨物航空便とデジタル技術を組み合わせた物流事業に力を入れる方針。料理宅配のほか、生鮮食品を産地から届けるサービス「エアアジアフレッシュ」をインドネシア、シンガポールなどにも広げる計画。フェルナンデスCEOは「デジタル事業は(グループ)売上高の50%になる」との見通しを示した。

エアアジア・グループは20年9月末時点で債務超過に陥るなど資金繰りが厳しく、日本からの撤退やインド法人株の売却などのリストラ策を進めている。21年2月には増資により約2億5000万リンギ(約66億円)を調達した。フェルナンデスCEOは資金調達の状況について「順調だ」と強調した。

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連企業・業界

業界:

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン