/

「ミャンマーの春」世界で一斉デモ 国内、発砲で7人死亡

2日、ヤンゴンで民主化を求めてデモ行進する人々

【ヤンゴン=新田裕一】ミャンマーで起きたクーデターをめぐり2日、世界の各都市で、国軍による弾圧を非難し、民主派勢力の「挙国一致政府(NUG)」への支持を訴えるデモが行われた。「春の革命の日」と題してミャンマー市民への連帯を示した。ミャンマー国内でも各地で民主体制への復帰を求めて人々が声を上げたが、治安部隊の発砲で少なくとも7人が死亡した。

デモ行進は、オーストラリアのシドニー、台湾の台北、東京などの各都市で行われた。主催団体によると18カ国40以上の都市でデモが計画されている。弾圧の犠牲者への哀悼を込め多くの参加者が黒いシャツを着用。抵抗のシンボルの3本指を挙げて、国際社会にミャンマーへの支援を求めた。

最大都市ヤンゴンでは2日、複数の地区で数百人規模の抗議デモが起きた。市民は「独裁体制を終わらせるまで闘う」「恐怖政治を止めろ」などと書いた横断幕を掲げて行進した。国軍や警察は市内の巡回を強化しており、現地報道によると複数のデモ参加者が拘束されたもようだ。ほかの各都市でも市民がデモ行進を行った。

現地メディアによると、北西部ザガイン管区では2日午前、抗議デモを始めようと集まった人々に治安部隊が発砲し、男性2人が死亡した。他の都市でも治安部隊の発砲があり、この2人を含め、少なくとも計7人が死亡したもようだ。

国軍報道官は4月下旬の記者会見で、抗議デモを「暴動」と呼んだうえで「人々は安定を求め、(デモへの)参加者は減っている」と述べた。だが街頭での抗議は再び活発化する傾向にあるようだ。拘束を避けるため、瞬時に集まり短時間で解散するゲリラ的なデモが増えた。

民間団体の政治犯支援協会によると2月のクーデター以降、治安部隊の銃撃などで1日までに759人が死亡、3500人以上が現在も拘束されている。4月30日と5月1日は死者の報告がなかった。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

ミャンマー国軍は2021年2月1日、全土に非常事態を宣言し、国家の全権を掌握したと表明しました。 アウン・サン・スー・チー国家顧問率いる政権を転覆したクーデター。なぜ起きたのでしょうか。 最新ニュースはこちら。

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン