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サルコジ仏元大統領に実刑1年 汚職罪で

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フランスのサルコジ元大統領=ロイター

【パリ=白石透冴】フランスのサルコジ元大統領が汚職の罪などに問われた判決公判が1日あり、パリの裁判所は元大統領に禁錮3年(執行猶予2年、実刑1年)を言い渡した。現行の第5共和制が1958年に始まって以来、大統領経験者が実刑判決を受けるのは初めて。元大統領は無罪を主張しており、控訴する意向を示した。

裁判所は実刑1年は「代替できる」としており、実際は電子ブレスレットを着用しての行動制限などになる可能性がある。仏テレビBFMは元大統領が収監されることはないだろうと報じた。

判決などによるとサルコジ元大統領は14年、自身の不正献金疑惑についての捜査情報を得る見返りに、元検察幹部のジルベール・アジベール被告に人事上の便宜を持ちかけたとされる。

仏捜査当局はリビアからの不正な資金を受け取った別の疑惑で元大統領の電話の傍受を13年から始め、今回の実刑判決の対象となった行為が明らかになった。

元大統領には複数の疑惑があり、リビア疑惑は捜査が続いている。オランド前大統領に敗北した12年の大統領選挙で選挙活動費に関する不正会計にかかわった疑いもあり、3月17日から公判が始まる予定だ。

サルコジ元大統領は16年に政界引退を表明したが、はっきりした物言いで右派の有権者に根強い人気がある。22年の次回大統領選への出馬に期待する声もあったが、判決で不透明になった。中道のマクロン大統領は再選を目指すとみられるが、右派の候補は決まっていない。

仏大統領経験者で有罪判決を受けたのは2人目。1人目は故シラク大統領で、パリ市長時代に関わったとされる職員架空雇用事件で11年に執行猶予付きの禁錮2年の有罪判決を受けている。

第5共和制は旧仏植民地アルジェリアの独立問題による仏政治の混乱を経てできた現行の政治体制。大統領が強い権限を持つ特徴がある。

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