/

中国、罰金を科した台湾・遠東集団を一転して「評価」

【台北=中村裕】中国国営中央テレビ(CCTV)系列のネットメディア「看台海」は1日、中国当局が最近、多額の罰金を科して批判した台湾大手の遠東集団を、一転して「評価に値する」とした内容の記事を掲載した。同社トップが反省の色を見せたため。看台海は当局の意向を踏まえ、記事化したとみられる。

台湾問題を専門に扱う看台海が1日、短文投稿サイトの微博(ウェイボ)に、遠東を評価する記事を掲載した。

遠東はもともと、親中派の企業として知られ、中国大陸で手広く事業を展開してきた。だが先週、中国当局から違法行為を指摘され、約85億円の罰金を科せられた。直接的な理由ではないが、蔡英文(ツァイ・インウェン)総統率いる民主進歩党(民進党)への多額の献金が問題視された。

その直後、遠東の経営トップの徐旭東董事長は、台湾大手紙の「聯合報」に中国への謝罪とも取れる寄稿文を送り、11月30日付で掲載された。徐氏は寄稿文で「台湾の独立に反対だ。『一つの中国』原則を支持する」などと述べ、中国寄りの姿勢を強くアピールした。

これに対し、看台海は、1日に投稿した記事で「(寄稿文の)徐氏の発言は、中台の発展の正しい道筋だ。評価に値する」とした。そのうえで「遠東集団は民進党の最大の資金源の一つ。悪行を見直し、今後は二枚舌のようなまねは許さない。民進党による卑劣な戦術に断固反対すべきだ」などと改めて警告した。

中国当局は24日の記者会見で「(中国)大陸で金もうけをしながら、(一方で)『台湾独立』分子に資金援助をすることは許さない」との見解を示した。中国は今後、遠東集団以外の他の台湾大手企業にも圧力をかけていく可能性がある。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン