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仏豪首脳、インド太平洋で協力確認 関係修復アピール

【パリ=白石透冴、シドニー=松本史】フランスのマクロン大統領とオーストラリアのアルバニージー首相は1日、パリの大統領府で会談した。強引な海洋進出を続ける中国を意識し、インド太平洋での協力を確認した。潜水艦開発契約を巡って冷え込んだ両国関係の修復をアピールした。

マクロン氏は記者団を前に「インド太平洋について話し合いたい。多くの課題に直面している」と語った。アルバニージー氏も「フランスは欧州の大国というだけでなく、インド太平洋の大国でもある」と述べ、フランスがインド太平洋で関与を深めることを歓迎した。同氏はマドリードで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に招待され、欧州を訪問中だった。

豪州のモリソン首相(当時)は2021年、米英との安全保障協力の枠組み「AUKUS(オーカス)」創設に伴い原子力潜水艦の配備を決定。これに伴い仏造船会社ナバル・グループと進めていた従来型の潜水艦建造計画を破棄した。

反発したフランスが駐豪大使を召還するなど関係は冷え込んだ。ただ22年5月の豪総選挙を受けて新首相に就いたアルバニージー氏は仏企業への5億5500万ユーロ(約780億円)の和解金支払いを決定、関係改善に向けて意欲を示していた。

フランスにとっても、オーストラリアはインド太平洋で重視する主要国の一つで、関係悪化を長引かせることは避けたかった。仏メディアによると、マクロン氏は1日「過去のことでなく、未来について話し合うつもりだ」と説明し、両国の関係修復を目指すとした。

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