イチゴで挑む有機栽培 環境対応で広がる新たな商機
編集委員 吉田 忠則
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環境に調和的な農業を実現するため、有機栽培を拡大すべきだとの機運が国際的に高まっている。日本の農政もこの潮流に乗ろうとしているが、農業経営者が向き合うべき課題もある。ビジネス感覚を磨き、経営を発展させることだ。
茨城県つくば市にある農場「ふしちゃんファーム」。栽培ハウスが49棟と、農薬や化学肥料を使わない有機農業では比較的大きな部類に入る。
育てているのは、コマツナやホウレンソウ、ロメインレタス...

農政から先進農家、スマート農業、植物工場、さらにカリスマシェフや外食チェーンなど「食と農」に関するテーマを幅広く取材してきた。著書に「見えざる隣人」「農は甦る」「コメをやめる勇気」「農業崩壊」。中国の駐在経験も。