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旭化成名誉フェロー 吉野彰(9)迷い道

苦闘の合間にカラオケ 歌と研究の類似点に共感

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〽ひとつ曲がり角、ひとつ間違えて、迷い道くねくね~~。

シンガーソングライターの渡辺真知子さんが歌う「迷い道」を聴くと、研究開発とはつくづくこの歌詞に似ていると思う。道筋は決してまっすぐではなく、選択を間違えると、とんでもない迷路にはまりこむ。まさに曲がり道くねくね、と。

旭化成に1972年に入社して8年間に3つの研究テーマに取り組んだが、どれも芽が出ず途中で諦めた。のちのリチウムイオン電池の研...

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吉野彰

スマートフォンやパソコンなど私たちの身の回りの様々な機器を動かしているリチウムイオン2次電池。これを開発し2019年のノーベル化学賞に輝いたのが旭化成名誉フェローの吉野彰さんです。手がけた研究テーマがなかなか実らない苦しい時期に運命的に出合った「電気を通す樹脂」。そこから電池開発に乗り出すも、次から次へと難題が持ち上がり――。諦めない精神と柔軟な発想で道を切り開いてきた、希代の企業研究者の物語です。

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