農家にもロゴマークを、デザインで消費者に魅力発信
編集委員 吉田 忠則
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農作物を農協にまとめて出荷するのとは違い、生産者が消費者に自分の名前で売ろうとすると、ある難問に直面する。作物の魅力をいかにアピールし、ブランド力を高めるのかという課題だ。パッケージやロゴのデザインはそのカギを握る要素の一つだろう。
「味は食べればわかってもらえるが、作物の価値の伝え方はそれだけではない。デザインで作り手の哲学やこだわり、作物の品質を伝えることができる」。農業関連のデザインを手が...

農政から先進農家、スマート農業、植物工場、さらにカリスマシェフや外食チェーンなど「食と農」に関するテーマを幅広く取材してきた。著書に「見えざる隣人」「農は甦る」「コメをやめる勇気」「農業崩壊」。中国の駐在経験も。