株価3万円でも景気に慎重 政策修正控える日銀の真意
編集委員 清水功哉
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日経平均株価が約30年半ぶりに3万円台を回復し、市場環境が改善している中、日銀が逆に経済情勢を慎重に見るべきだという情報発信をしている。「(新型コロナウイルスの)ワクチン接種が欧米で進み、(景気に)アップサイド(上振れ)リスクが出てきたというエコノミストもいるが、私は依然慎重に見ている」(黒田東彦総裁、16日の国会で)
日銀は3月19日の金融政策決定会合をメドに金融緩和政策の「点検」を公表し、上場投資...
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