ESG投資で合従連衡を 年金など「オーナー」迫る
編集委員 小平龍四郎
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英金融HSBCが気候変動対応について、運用会社など15社から株主提案を受けた。2021年にESG(環境・社会・ガバナンス)投資が一段と活発になることを予感させる動きだ。背景にあるのは「アセットオーナー」と呼ばれる年金基金や財団、政府系ファンドなど資金の出し手の姿勢だ。
一般に機関投資家と呼ばれる投資の主体は「アセットマネジャー」と「アセットオーナー」の2種類に分かれる。前者は実際に株式や債券を売買...
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