逆境にあったあの頃、本が生き方の指針になった
紀文食品社長 堤裕氏(リーダーの本棚)
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本をよく読むようになったのは40代、順風だったサラリーマン人生が「冬の時代」に差し掛かったときだ。
入社3年で地域分社の課長、4年目にマーケティング室長になり、自信満々で仕事をしていた。転機になったのが39歳の時、沖縄の海洋食品への出向だった。紀文50%、沖縄資本50%の共同出資会社で、肩書は取締役だった。いずれ本社に戻り、経営陣に加わる前提で勉強してこいと送り出された。営業部門の統括、新規開発...
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