ポストコロナの都市政策(2) 2地域居住の利点と課題
明治大学教授 野澤千絵
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リモートワークは「ゆとりと分散」につながる2地域居住の可能性を広げようとしています。コロナ禍以前から空き家を活用して2地域居住を始め、やがて移住する動きはありました。
いきなりの移住は「ハードルが高い」と感じても、自然豊かな場所に第二の生活拠点が欲しいという人は多いでしょう。
また、昨今の災害多発化・激甚化を背景に、リスク分散として退避可能な「バックアップハウス」というニーズも増えています。「バッ...
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