家庭の生ごみ集めて堆肥に 都市農業がつくる循環経済
編集委員 吉田 忠則
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「顔の見える生産者」という言葉があるが、通常は生産者から消費者に農産物を販売するだけで、その関係は基本的には一方通行だ。それを双方向にすれば、社会と経済の新しい形が見えてくる。そんな取り組みを紹介したい。
東京都三鷹市の住宅街。細い通りを歩きながら、軒先に野菜が並んだ建物に入ると、数メートル歩いたところでもう一度屋外に出た。そこにあったのは、ちょっとした運動場ほどの広さの畑だ。
育てているのは、...

農政から先進農家、スマート農業、植物工場、さらにカリスマシェフや外食チェーンなど「食と農」に関するテーマを幅広く取材してきた。著書に「見えざる隣人」「農は甦る」「コメをやめる勇気」「農業崩壊」。中国の駐在経験も。
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