過去に戻ったミャンマーの今後 T・ポンスディラック氏
タイ・チュラロンコン大学安全保障国際問題研究所長
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2月1日のミャンマー国軍によるクーデターは国際社会の不意を突いた。
ミャンマーは2回連続で選挙を成功させた。10年かけて軍事独裁から民主主義に徐々に移行しており、多くの人は民主化の反転や終結はないだろうと考えていた。現在の事態に直面して考えなければいけないのは、ミャンマーの文民と国軍の関係と、それが地域の将来に与える影響だ。
国軍系の連邦団結発展党(USDP)が2020年11月の選挙で大敗した後、...
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