芸術文化は心のビタミン
時流地流
[有料会員限定]
◆昨年12月19日、神戸市の神戸文化ホールで「阪神・淡路大震災25年特別合同演奏会」が開かれた。フォーレの「レクイエム」などを指揮した佐渡裕さんは震災後、兵庫県立芸術文化センターを西宮市に建設する際に芸術監督として爪痕残る周辺を巡った。「建てるのもいいけど、うちは店のローンも残っている」といった言葉を聞き、心が痛んだこともあったという。それでも「音楽は心のビタミン。なるべく身近に、町の広場にあるよ...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り503文字