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旭化成名誉フェロー 吉野彰(19)ユーザーワーク

デジカメやビデオに照準 本格的な事業化へ陣容拡大

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「50コマの連続撮影ができる新方式のカメラを考えているんです。それを実現できる小型・軽量の電池があるとよいのですが」

東京・日野市にあるカメラメーカー、小西六写真工業(現コニカミノルタ)の開発拠点で、担当者に打ち明けられたときには正直驚いた。当時、電池にそんなニーズがあるとは思いもよらなかった。

新型リチウムイオン電池の試作が進み、以前からつきあいのあった小西六に電池の性能を評価してもらうユーザーワークが始まっ...

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吉野彰

スマートフォンやパソコンなど私たちの身の回りの様々な機器を動かしているリチウムイオン2次電池。これを開発し2019年のノーベル化学賞に輝いたのが旭化成名誉フェローの吉野彰さんです。手がけた研究テーマがなかなか実らない苦しい時期に運命的に出合った「電気を通す樹脂」。そこから電池開発に乗り出すも、次から次へと難題が持ち上がり――。諦めない精神と柔軟な発想で道を切り開いてきた、希代の企業研究者の物語です。

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