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旭化成名誉フェロー 吉野彰(22)IT革命

パソコン・携帯に出番到来 設備投資が重荷、合弁から撤退

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不思議な光景に見えた。なぜ、これほどの行列ができるのか、と。

1995年11月、米マイクロソフト社のパソコン基本ソフト(OS)「ウィンドウズ95」の日本語版が発売された。英語版の発売から3カ月遅れだったが、家電量販店の店頭には発売日前から大勢の人が並んでいた。

「一部のパソコンマニアの人たちの世界の話かな」。同僚ともそんな話をした。この出来事が、リチウムイオン電池が普及しはじめる号砲になろうとは、...

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吉野彰

スマートフォンやパソコンなど私たちの身の回りの様々な機器を動かしているリチウムイオン2次電池。これを開発し2019年のノーベル化学賞に輝いたのが旭化成名誉フェローの吉野彰さんです。手がけた研究テーマがなかなか実らない苦しい時期に運命的に出合った「電気を通す樹脂」。そこから電池開発に乗り出すも、次から次へと難題が持ち上がり――。諦めない精神と柔軟な発想で道を切り開いてきた、希代の企業研究者の物語です。

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