食卓はゲノム編集で作られる 欲しい食べ物自在に設計
分子操る「神の手」が世界を救う
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新型コロナウイルスという見えない極小の生命体に苦しめられている世界。だが、人類は、ミクロの世界を操る術を着実に身につけている。生物を設計する分子である遺伝子を、自在に切り貼りして欲しい食べ物を作れるようになった。人口爆発で懸念されている食料供給の限界を突破できるかもしれない。
夕食はサバの味噌煮に、豚の生姜焼きとトマトのサラダ――。食卓はいつものように「ゲノム編集」食品でいっぱいだ。いつの間にか、...
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