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はやぶさ2カプセル、日本に到着 JAXA分析へ

(更新)

小惑星探査機「はやぶさ2」が地球に届けたカプセルが8日午前、日本に到着した。カプセルには、はやぶさ2が小惑星「りゅうぐう」で採取した砂が入っているとみられ、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は専用の設備で分析に取りかかる。太陽系の成り立ちや地球の生命誕生の謎に迫る科学研究が飛躍的に進むと期待がかかる。

はやぶさ2が地球に投下したカプセルは6日未明、オーストラリア南部ウーメラ地区の砂漠に着地し、JAXAの現地チームが回収した。カプセルは空輸されて8日午前、羽田空港に到着。分析施設があるJAXA相模原キャンパス(相模原市)に届けられた。

はやぶさ2のカプセルを載せたトラックを万歳で出迎えるJAXA職員ら(8日午前、相模原市)

JAXAの津田雄一プロジェクトマネージャは「他の星に行って帰ってきたものが今、目の前にある。本当に夢みたいな気持ちです」と喜びを語った。

はやぶさ2は2019年2月と7月にりゅうぐうへの着陸に成功し、地表と地中の砂などを採取できたもようだ。着地したカプセルは正しく密閉された状態で、JAXAは内部からガスを検出できた。りゅうぐうの物質から出たガスである可能性が高いが、現時点ではまだ分からないという。

JAXAは相模原キャンパスに、地球の物質と混ざらないように真空や窒素を満たした環境でカプセルの試料を仕分ける専用設備を用意した。12月中旬にはどれぐらいの量の物質を採取できたのか判明する見通しだ。

豪州南部ウーメラ地区の砂漠で回収されたはやぶさ2のカプセル(6日)=JAXA提供

小惑星は「太陽系の化石」ともいわれ、太陽系が誕生した46億年前の痕跡が残るとされる。特に、太陽光や宇宙線による「宇宙風化」の影響を受けにくい地中の物質は「新鮮」な状態で、太陽系の歴史を探る重要な手がかりになると期待される。

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