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はやぶさ2、カプセル帰還 豪州砂漠で回収

初代に続く成功、日本の技術力示す

小惑星探査機「はやぶさ2」が52億㌔㍍、6年間に及ぶ宇宙の旅から持ち帰ったカプセルが6日未明、地球に帰還した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は同日午前、カプセルをオーストラリア南部の砂漠で発見、回収した。初代「はやぶさ」に続き、天体から物質を持ち帰る「サンプルリターン」に再び成功し、日本の技術力を世界に示した。

JAXA相模原キャンパス(相模原市)で記者会見した津田雄一プロジェクトマネージャは「けさ、豪州ウーメラの地に我々は『玉手箱』を舞い降ろすことができた」と喜びを語った。JAXAの山川宏理事長は「初代の経験を最大限に生かし、技術的に完成度の高いミッションになった」と評価した。

はやぶさ2は5日午後、カプセルを豪州南部ウーメラ地区の砂漠に向けて分離した。カプセルは6日午前2時半ごろに大気圏に突入、流星のように明るく光る「火球」として観測された。同2時54分に予定通りウーメラの砂漠に着地した。

現地のJAXAのチームはカプセルが出す信号を捉えて着地点を絞り込み、カプセルを回収した。カプセル内の物質は、地球の生命誕生の謎や太陽系の成り立ちを探る貴重な手がかりになると期待される。

はやぶさ2は2010年に小惑星「イトカワ」の微粒子を地球に持ち帰った初代はやぶさの後継機。19年にりゅうぐうに2回着陸し、小惑星の地表と地中の両方から砂をカプセルに採取できたもようだ。月より遠い天体で地中の物質の採取は世界初の快挙だ。カプセルは空輸され、早ければ8日にも日本に到着する。

初代はやぶさは大気圏に突入して燃え尽きたが、はやぶさ2は軌道を変更し、新たな小惑星探査へ旅立った。地球と火星の間を回り、高速で自転する小型の小惑星「1998KY26」を目指し、31年7月ごろに到着する見通しだ。はやぶさ2の打ち上げから17年近くの長期にわたって探査が続くことになり、探査機の想定寿命を超える未知の領域に挑む。

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