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量子時代、米優位に陰り 通信・暗号で中国先行

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米国の政権が代わり、先端技術を巡る米中の覇権争いが新たな局面に入った。焦点の一つが中長期の産業競争力や安全保障を左右する量子技術だ。米国は幅広いテクノロジーで世界の先頭を走ってきたが、量子技術では優位とはいえない。バイデン政権にとっては日本との協調も重要になる。

「科学的・技術的な優位を維持するために再投資し、もう一度リードしなければならない」。バイデン政権が3日に示した安保戦略の暫定指針。量子コンピューターや人工知能(AI)が経済や軍事、雇用、格差問題に広く影響を与えると指摘し、米国が主導権を握る姿勢を強調した。

中国も譲らない。5日に2021年からの5カ年計画で官民全体の研究開発費を年平均7%以上増やすと表明。AIや半導体と並び量子技術を重点対象の一つにあげた。

次世代計算機の量子コンピューターは材料や薬の開発、AIの利用に革新をもたらすだけでなく、インターネットなどに用いる暗号を無力化する「破壊力」を秘める。1つの国が開発に成功すれば他国は通信の安全を脅かされる。その時に盾となるのが究極の秘匿性を誇る量子通信・暗号だ。米中とも手は抜けない。

開発の現状はどうか。情報解析のVALUENEX(バリューネックス)が量子技術関連の公開特許を分析して集計すると、量子コンピューターのハードウエアは140件のIBMを筆...

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