/

三菱UFJ信託、情報銀行サービス始動 国内金融機関初

三菱UFJ信託銀行は1日、利用者の同意を得て個人データを預かり企業に提供する「情報銀行」サービスを始めた。 個人がスマートフォンアプリで情報提供する企業を選び、対価としてお金やサービスを受け取る。2年後にも100万人の利用を目指す。企業もデータを販促や商品開発に生かしやすくなり、欧米に比べ遅れていたデータの活用が進みそうだ。

三菱UFJ信託が始める情報銀行サービス「Dprime」はスマホアプリで、利用者は自分の個人データを企業ごとに提供するかどうか選べる。提供するのは位置情報や資産情報などの個人情報で、名前や住所といった個人を特定できる情報は隠したまま利用できるのも特徴だ。データを提供する対価として企業の新サービスや割引券などを受け取れる。

三菱UFJ信託は信託銀行として顧客の財産や株主名簿を管理する事業を手掛けている。長島巌社長は1日、都内で開いた記者会見で「(金融機関の)アドバンテージを生かして利用者に信頼していただける」と期待を込めた。情報銀行サービスでは個人データを利用したい企業から利用料を得る。長引く低金利環境で金融ビジネスの収益がしぼむなか、事業を多角化する狙いもある。

情報銀行サービスを始める背景には、個人情報の企業利用に対する批判が高まっていることがある。海外では米IT大手「GAFA」が膨大な個人データを集めて事業に生かす一方で、利用者が想定しない分野にも使われるケースがある。国内では就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリアが内定辞退の予測率を企業に販売して問題となった。

情報銀行サービスが普及すれば、個人はあらかじめどんな情報を何に使われるのかを事前に把握した上で利用の可否を判断できるようになる。企業も社会的な批判リスクを避けてデータを活用した事業を進めやすくなる。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

業界:

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン