ヒューリック、不動産含み益が初の減少 高ROAに壁
松本萌
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ヒューリックの高収益経営が転機を迎えている。不動産相場の上昇に乗ってポートフォリオを入れ替えて稼いできたが、利益の源泉だった含み益は2020年12月期に初めて減少に転じた。機動的なビル売買だけで高い総資産利益率(ROA)を維持するのは難しく、デベロッパーとしての開発力が問われる局面に入っている。
ヒューリックは3月、リクルートホールディングスの登記上の本社である「リクルートGINZA8ビル」(東京・中央)、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長が個人所有...
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