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富士フイルム、一時6%安 アビガン承認見送り嫌気

銘柄診断

22日の東京株式市場で富士フイルムホールディングス株が一時、前日比341円(6%)安の5201円まで下落した。21日の取引終了後、厚生労働省は同社の手掛ける「アビガン」について、新型コロナウイルス感染症の治療薬としての承認を見送り、継続審議を決定。嫌気した売りが広がった。

終値は前日比330円安の5212円で、売買代金は同2倍に膨らんだ。22日の東京株式市場は新型コロナの変異種拡大を受け先行き不透明感が広がり、景気敏感銘柄を中心に幅広く売られている。富士フイルム株はアビガン承認見送りを受けた売りとあわせ下げ幅が広がった。

アビガンは傘下の富士フイルム富山化学が開発した抗インフルエンザ薬。富士フイルムは臨床試験(治験)の結果をもとに、新型コロナの治療薬として10月に承認申請をしていた。

ただ、今回の承認見送りが短期的な業績に与える影響は小さい。すでに政府がアビガンの備蓄量を200万人分に引き上げることを決めており、富士フイルムも増産を進めている。長期的にも「ヘルスケア全体の成長確度は高く(アビガンの)承認の是非で投資評価は大きく変わらない」(国内証券)との指摘もある。

富士フイルム株は12月7日に一時5840円をつけたあと、調整局面が続く。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の小宮知希シニアアナリストは「22年3月期以降の利益成長への期待と、マイナス材料の綱引きの状態」と指摘する。新型コロナの感染状況などをにらみながら、当面は上値が重い展開が続きそうだ。

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