ZHD、年5円56銭配 21年3月期、LINE統合で株式総数増
Zホールディングスは20日、2021年3月期の1株あたり年間配当を前期実績に比べて3円30銭減の5円56銭にすると発表した。従来は未定としていた。配当総額は前期の421億9500万円を変えない一方で、3月1日に予定するLINEとの経営統合で発行済み株式総数が増えるため、1株あたりの配当額が減る。
ZHDは20日、LINEが21日から実施するZHD株のTOB(株式公開買い付け)に賛同すると発表した。TOBは両社の経営統合に向けた手続きの一環で、ソフトバンクの子会社である汐留Zホールディングス(東京・港)が持つ44.6%のZHD株をLINEが取得することが目的。買い付けの上限は44.6%に設定された。
TOB完了後はLINEが存続会社となって汐留ZHDを吸収合併したうえで、LINEの事業を承継する新会社を設立する。その後株式交換を通じてLINEの承継会社がZHDの傘下に入る予定だ。
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