上場の値決め、慎重すぎ? 初値上昇率15年ぶり高水準
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2020年の新規株式公開(IPO)で、上場初値が公募・売り出し価格(公開価格)の平均2.3倍に達し、15年ぶり高水準になった。新型コロナウイルスによる市場混乱で公開価格が抑えられた影響があるが、初値上昇率が5倍を超えたIPOも全体の約1割にのぼり、公開価格の妥当性をめぐって企業の不満もくすぶっている。
20年にIPOした93社の初値を日本経済新聞社が集計した。初値上昇率はデータをさかのぼれる00年...
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