分散投資で調整に備え 「ワクチン後」緩和縮小警戒
証券部 大西康平
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投資家の間で、新型コロナウイルス下で進んだ株高の調整リスクに備える動きが出てきた。コロナワクチン接種が各国で進んだ「ワクチン後経済」では金融緩和・財政支出による下支え効果がコロナ禍ほどでなくなるとみるからだ。特に騰勢を強めたIT(情報技術)関連株への警戒が強く、投資分散やディフェンシブ株の組み入れを進めている。
「2021年は米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和政策の正常化が意識されて金利が上昇し...
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