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東亜石、一時15%安 TOB不成立受け

17日の東京株式市場で石油精製会社の東亜石油株が大幅続落した。一時前日比456円(15%)安の2544円と約1カ月ぶりの安値を付けた。親会社の出光興産が16日、東亜石油に対し実施していたTOB(株式公開買い付け)が不成立になったと発表したことが売り手掛かりになった。

出光は東亜石油に50.1%を出資している。出光は脱炭素化の動きで石油製品の需要が減ると想定。グループ一体で生産調整を進めやすくするため、2020年12月16日からTOBで東亜石油の完全子会社化を目指していた。

ただ大株主の米投資ファンド、コーンウォール・キャピタル・マネジメントがTOB開始後に市場で東亜石油株を25%強まで買い進め、東亜石油株はTOB価格の2450円を上回る状態が続いていた。株式市場では「買収合戦に発展して、より高いTOB価格が提示されると期待して株を保有していた投資家が、TOB不成立を受けて一転して売ったようだ」(国内運用会社)との声が多く聞かれた。

出光は2月9日の決算会見で「TOB価格を変える予定はない」とコメントしていた。東亜石油の株価は翌10日以降、やや弱含んでいたが、一部投資家は引き続き価格引き上げを期待していたようだ。17日終値は11%安の2675円。東証2部の値下がり率で首位だった。売買代金は前日の3倍弱に膨らんだ。

コーンウォールは出光や東亜石油と建設的に対話する意向を示しており、松井証券の窪田朋一郎氏は「両者の出方を見るまで株価も様子見姿勢が強まりそうだ」とみていた。

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