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「長期分散投資で将来の安心を」FPブレーン岩川氏

IFAの流儀

個人の資産形成への関心が高まるなかで、中立的な立場から助言をする独立系金融アドバイザー(IFA)に対する期待が強まっている。主に30~40代向けに顧客のライフスタイルや人生観に合った資産形成をアドバイスしているFPブレーン(千葉市美浜区)の岩川昌樹氏に話を聞いた。

資産形成、オーダーメードで提供

――IFAになったきっかけを教えてください。

「証券会社から保険会社に転職し、ファイナンシャルプランニングを学んだことがきっかけでした。ルールさえ守れば投資で失敗しないことを知り、お金の悩みを抱える人の役に立ちたいという思いからIFAとして独立する道を選びました。先進的な米国の金融事情を調べるうちに、取引ごとの販売手数料(コミッション)を収益源にするのではなく、預かり資産に対して一定割合の手数料を受け取る『フィービジネス』の存在を知ったのも大きかったと思います」

――投資スタイルに特徴はありますか。

「世界各国の公的年金で実践されている『現代ポートフォリオ理論』に基づく長期国際分散投資を基本方針としています。証券会社に勤めていたころは主に個別株を取り扱い、ファンドも(市場平均以上のリターンを目指す)アクティブ運用型が中心でしたが、投資を深く勉強する過程で指数連動のパッシブ運用の良さを感じるようになりました。IFAとして活動するようになってからは、お客様ごとに異なる運用のゴールやリスク許容度、性格などに応じてパッシブファンドをメインに組み合わせ、オーダーメードの資産形成サービスを提供しています」

「投資教育にも力を入れていて、投資を始めるまでに長い方では半年ほど時間をかけることがあります。資産形成で成果を上げるには、資本主義経済の仕組みなどに関する根本的な気づきが必須と考えているからです。ヒトは合理的に行動できる動物ではないので、理解が浅いままではリーマン・ショックのように何年も元本割れが続く苦難を乗り越えられません。すぐに投資を始めたい人や短期売買を好む人には物足りなく感じるでしょうが、最初のレクチャーで投資に関する一般知識を身に付けておけば、マーケットが乱高下しても慌てることなく冷静に対応できます」

投資教育を徹底、長期投資をサポート

――途中でやめてしまう人はいませんか。

「当社のお客様の中には15年以上継続している方も多く、直近10年の投資継続率は98.2%にもなります。ほぼ全員が脱落せずに投資を続けていて、コロナショックのような局面でも投資期間が長い人ほど運用益を維持することができました。IFAの仕事はお客様の長期分散投資をサポートし続けることです。それがお客様の安定した生活と将来の安心につながるという信念をもって取り組んでいます」

――コロナショックで顧客の投資行動に変化はありましたか。

「特に変化はありませんでした。ずっとぶれずに長期投資を提唱してきたので、相場が下落してもお客様の心が折れることはありません。日頃から徹底した投資教育を続けてきた結果だと思います。証券会社などの金融機関はコロナ禍で対面営業が一時制約されたようですが、設立当初からWeb経由で相談を受け付けていた当社は支障が出ませんでした。むしろ新規の相談が少し増えました。人生を通じた超長期のサポートを今後も続けていきたいです」

岩川昌樹氏
FPブレーン社長
国内大手証券、外資系保険会社勤務を経て2003年4月にFPブレーン(千葉市美浜区)を設立

(QUICK資産運用研究所 竹川睦)

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