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三菱マテ、今期最終損益ゼロに上方修正 金属市況回復

三菱マテリアルは16日、2021年3月期の連結最終損益がゼロ(前期は728億円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想は200億円の赤字だった。銅や金などの価格が上昇し、金属事業の利益が改善する。政策保有株の売却も寄与する。米国子会社の不適切取引の影響は最終損益ベースで2億9300万円のマイナスという。

売上高は前期比4%減の1兆4500億円、経常利益は60%減の200億円を見込む。従来予想からそれぞれ300億円、130億円引き上げる。金属価格の回復で出資している海外鉱山からの配当金が増える。自動車生産の回復を受け部品の加工に使う切削工具や半導体向けの電子材料が伸びて採算が改善する。年間配当は40円を据え置く。

生コン製造の米子会社ロバートソン・レディ・ミックス(RRM)など3社で一部取引をめぐる調査が長引いているとして、20年4~9月期の決算発表を約1カ月延期していた。記者会見した小野直樹社長は「多くのステークホルダーに迷惑をかけたことをおわびする」と話した。

調査ではRRM社の経営幹部ら8人が出資する企業12社とRRMなどとの間で、トラックや生コン材料の骨材などで市場価格に比べて過大な金額を支払っていたことが判明した。過大な支払額は14年以降の累計で約20億円という。過年度決算への影響は軽微としており、修正はしない。他のグループ会社9社も調べ、不適切取引は確認されなかったという。

同日発表した20年4~9月期の連結決算は、売上高が前年同期比3%減の7255億円、最終損益は191億円の赤字(前年同期は45億円の黒字)だった。

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