王子HD、東南ア段ボール攻勢 忍び寄る中国勢の影
証券部 上原翔大
[有料会員限定]
王子ホールディングス(HD)が新型コロナウイルスの逆風下でも巨額投資を続けている。2021年3月期は前期の2倍の2000億円規模の投資を実行し、東南アジアを軸に段ボールの生産設備の拡張などに充てる。用紙から段ボールへの構造転換を進めるための巨額投資だが、中国政府による1月の古紙の輸入全面禁止を受け、中国の製紙大手も東南アジアで攻勢を強めるなど競争環境は激しくなっている。
「東南アジアの経済成長に伴って我々もどんどん投...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1552文字
関連リンク
関連企業・業界