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楽天、株価24%高で5年ぶり高値水準 郵政との提携好感 

15日の東京株式市場で楽天株が急伸し、前週末比300円(24%)高の1545円と制限値幅の上限(ストップ高水準)で取引を終えた。約5年3カ月ぶりの高値水準だ。12日に日本郵政と業務提携し、合計約2400億円の出資を受け入れると発表。財務の改善や業績成長を期待した買いが集まった。電子商取引(EC)や携帯で競争環境が厳しくなる中、提携効果をどう引き出すかが今後の焦点になる。

日本郵政とは物流の効率化のほか、携帯の基地局設置や販促、デジタル金融などで協業する。野村証券の長尾佳尚氏は「楽天市場の利便性や携帯の通信品質向上など、ECと携帯の両方にポジティブだ」とみる。今回の増資は発行済み株式を約15%希薄化するが、市場では1株利益の減少懸念を成長期待が上回った。

もっとも調達資金は携帯の設備投資に使い、物流分野には回らない。「シナジー創出に向けてエグゼキューション(実行)面の不安も残る」(JPモルガン証券の森はるか氏)との指摘もある。岡三証券の小川佳紀氏は「提携効果が表れるまでは時間がかかり、株価はしばらく提携効果を見極めるフェーズになるだろう」と話す。

楽天は携帯事業で1兆円規模の投資を計画。S&Pグローバルが2月に楽天の格付けを引き下げ方向に指定するなど、信用力の低下も懸念されていた。SMBC日興証券の原田賢太郎氏は「(今回の増資は)時間稼ぎ的な側面があるものの、増資がなかった場合の財務状況を考えれば意味合いは大きい」と指摘している。

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