サカタのタネ、21年5月期予想引き上げ 純利益8%減に
サカタのタネは13日、2021年5月期の連結純利益が前期比8%減の56億円になりそうだと発表した。従来予想(28%減の44億円)から減益幅が小さくなる。システム更新費用がかさんで減益となるが、新型コロナウイルスが流行して外出を控え家庭で園芸を楽しむ人が増えており、野菜の種子や園芸資材の販売が伸びている。
売上高は5%増の648億円と従来予想を31億円引き上げた。主力のブロッコリーやトマトなどの種子が人気だ。業績予想の前提となるユーロ円相場の前提も円安方向に見直した。営業利益は4%減の72億円と、これまでの予想を12億円上方修正した。経費削減の効果も出る。
同日発表した20年6~11月期の連結決算は、売上高が前年同期比10%増の315億円、純利益は39%増の43億円だった。
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