コロナ禍で進化したIR 株安和らげたリスク開示
市場と企業 縮まる距離(中)
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新型コロナウイルスの感染拡大で企業は事業の先行きを見通せなくなった。対面の説明会や面談も難しいなか、いかに投資家に情報を伝えるか。企業が投資家向け広報(IR)を磨いた。
「1日世界一周IR」。昨年9月、SOMPOホールディングスはこう名付けたIRを1カ月にわたって実施した。ビデオ通話システムを使ったバーチャルな投資家とのミーティングだ。
1日を3つの時間帯に区切り、朝に北米、昼にアジア、夕方に欧州...
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